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施工写真をスマホできれいに撮るコツ

更新日:2026年10月31日

先に結論です。

ホームページの施工事例に使う写真は、スマホで十分きれいに撮れます。大事なのは機材よりも、撮る前の片付けと、明るさ・まっすぐ・撮る位置の3つです。

工事前の写真は二度と撮れないので、着工前に「あとで同じ位置から撮る」ことを決めて残しておきます。載せる前には、お施主様の了解と、表札・車のナンバー・ご家族の写真などの写り込みを必ず確認してください。

施工事例のページは、家づくりやリフォームを考えている方がよく見るページです。ただ、現場の合間に撮った写真は、暗かったり、傾いていたり、道具が写り込んでいたりして、せっかくの仕上がりが伝わりにくいことがあります。

この記事では、工務店・リフォーム会社の社長や職人の方が、現場でスマホを使って施工写真を撮るときのコツをまとめました。スマホの機能の名前と操作は、iPhone と Google Pixel の公式サポートページで確認できたものだけを載せています。

撮る前に片付けと掃除をする

写真の出来をいちばん左右するのは、撮る前の数分間です。完成写真を撮る前に、次のものが写らないようにしておきます。

  • 脚立・工具・養生シート・段ボール・掃除道具
  • 床や窓に残ったほこり、手あと、テープのあと
  • 電源コードや延長コード
  • お施主様の私物(引き渡し後に撮る場合)

あわせて、スマホのレンズを服やメガネ拭きで軽く拭いておきます。現場ではレンズに指の脂やほこりが付きやすく、写真全体が白くぼやける原因になります。Google Pixel には、レンズの汚れを見つけると警告を出す機能もあります。

撮る場所を少し整えるだけで、同じスマホでも見え方が大きく変わります。

明るさと時間帯

室内の写真は、暗いとそれだけで古く、狭く見えがちです。次のことを意識すると、明るく撮れます。

場面撮り方の工夫
室内カーテンやブラインドを開けて外の光を入れ、部屋の照明もすべて点ける。日が高く、外が明るい時間に撮る
外観建物の正面に日が当たっている時間を選ぶ。建物の後ろに太陽がある(逆光の)時間は、建物が暗く写りやすい
窓のある部屋窓を正面にすると、外が白く飛ぶか、部屋が暗くなりやすい。窓を横か背中側にして撮ると明るさがそろいやすい
水回り・収納の中照明を点け、フラッシュは使わない。フラッシュは手前だけが白く光り、奥が暗くなりやすい

撮ったあとに画面で見て暗いと感じたら、スマホの明るさの調整を使います。

  • iPhone:ピントを合わせたい場所をタップし、その枠の横に出るマークを上下にドラッグすると、明るさ(露出)を調整できます。枠を長押しして「AE/AFロック」と出れば、ピントと明るさが固定されます。
  • Google Pixel:被写体をタップするとピントが合います。ロックのアイコンをタップすると、ピントと露出を固定できます。

また iPhone は、明るい部分と暗い部分の差が大きいときに、自動で「HDR」という撮り方を使います(初めからオンになっています)。窓のある部屋でも、外と室内の両方が見えるように写りやすくなる機能です。

まっすぐ撮るためのスマホの設定

柱や壁の線が傾いていると、どんなにきれいな仕上がりでも雑な印象になります。iPhone と Google Pixel には、画面に線を出してまっすぐ撮るための機能があります。一度設定すれば、その後はずっと表示されます。

機能iPhoneGoogle Pixel
画面に格子の線を出す設定アプリ →「カメラ」→「グリッド」をオンカメラアプリ → 左下の設定 →[その他の設定]→[グリッドの種類]で選ぶ
傾きを知らせる設定アプリ →「カメラ」→「水平」をオン[フレームに関するヒント](黄色と白の2本の線が重なるとまっすぐ)。設定 →[その他の設定]でオン・オフ

※ Apple「iPhoneユーザガイド」(iOS 27)と「Pixel カメラ ヘルプ」で2026年10月に確認した名前と操作です。機種やOSのバージョンによって、名前や場所が違うことがあります。

線が出たら、画面の縦の線と、柱や壁の角が平行になるように構えます。スマホを上や下に向けると、柱が「ハの字」に傾いて写ります。スマホは胸の高さで、できるだけ床と垂直に立てて持つのが基本です。

部屋を広く撮るときの注意

狭い部屋や廊下では、広く写せるレンズが便利です。

  • iPhone:対応している機種では、画面下の「0.5x」をタップすると、より広い範囲が写ります。
  • Google Pixel:画面を2本の指でつまむように(ピンチして)ズームアウトすると、ウルトラワイドで広い範囲が写ります(対応している機種)。

ただし、広く写すほど、画面の端にある家具や柱が引き伸ばされたように見えることがあります。部屋の角から対角線の方向に向けて撮る、端に大事なものを置かない、の2つを意識すると、不自然さを抑えられます。iPhone には、広角で撮った写真をより自然な写りに整える「レンズ補正」という設定もあり、初めからオンになっています。

広く撮った写真だけでは、仕上げの細かさは伝わりません。部屋全体の写真とは別に、近づいて撮る写真も残しておきましょう。

1件の工事で撮っておきたい写真

施工事例のページを作るとき、写真が足りないと伝えられることが減ってしまいます。1件の工事で、次のような写真をそろえておくと、ページを作りやすくなります。

写真撮り方
外観(新築・外壁など)正面から1枚と、斜めから建物の奥行きが分かる1枚
部屋全体部屋の入口や角から、部屋全体が入るように。主な部屋ごとに
仕上げのアップ木の質感、タイルの目地、造作家具の納まりなど、こだわった部分に近づいて
工事中基礎・構造・断熱など、完成すると見えなくなる部分
工事前次の章のとおり、あとで工事後を同じ位置から撮れるように

スマホは縦向きで撮ることが多いですが、ホームページでは横長の写真のほうが部屋の広さを伝えやすい場面が多くあります。迷ったら、横向きと縦向きの両方で撮っておくと、あとで使い分けられます。

工事前と工事後は同じ位置から撮る

リフォームの施工事例では、工事前と工事後を並べると、どこがどう変わったかが一目で伝わります。そのためには、2枚を同じ位置・同じ向き・同じ広さで撮ることが大切です。

  1. 工事前に撮る位置を決める:「入口のドアの前から」「キッチンの左端から」など、あとで分かる目印を決めます。
  2. 位置と高さを記録する:撮った場所を手帳や現場の図面に書いておくか、撮っている自分の足元を1枚撮っておくと、工事後に同じ位置に立てます。
  3. 広さをそろえる:工事前を「1x」で撮ったら、工事後も「1x」で撮ります。片方だけ広く写すと、比べにくくなります。
  4. 工事後は同じ条件で撮る:工事前の写真をスマホで見ながら、柱や窓の位置が同じに見えるところに立って撮ります。

工事前の写真は、着工してしまうと撮り直せません。見積もりや現地調査のときに、施工事例に使うかもしれない前提で撮っておくと安心です。

お客様の了解と写り込みへの配慮

施工写真には、お施主様の家やご家族の暮らしが写ります。ホームページに載せる前に、次のことを確認してください。

確認すること内容
掲載の了解ホームページに載せてよいか、どの写真を使うか、地域をどこまで書くか(市町村までなど)を、事前にお施主様に確認する。了解をもらった日と内容は記録に残しておく
表札・住所表札、郵便受けの名前、住所の表示が写っていないか
車のナンバー駐車場の車のナンバーが読めないか。撮る前に車を動かしてもらうか、写らない角度で撮る
家族の写真・私物飾ってある写真、子どもの名前が入った物、カレンダー、郵便物、書類などが写っていないか
周りの家隣の家の窓や、通りがかった人の顔がはっきり写っていないか
撮った場所の情報スマホの写真には、撮った場所の情報(位置情報)が記録されることがある

位置情報は、次の方法で付けない・外すことができます。

  • iPhone:写真を共有するときに「オプション」をタップし、「位置情報」をオフにします。すでに撮った写真は、写真アプリで「情報を調整」→「位置情報を調整」→「位置情報なし」で外せます。
  • Google Pixel:カメラアプリの設定 →[その他の設定]→[位置情報を保存]をオフにすると、これから撮る写真に位置情報が付かなくなります。

※ iPhone の手順は Apple「個人情報安全性ガイド」(2026年9月発行)、Pixel の手順は「Pixel カメラ ヘルプ」で2026年10月に確認したものです。

写り込みは、撮るときに避けるのがいちばん確実です。撮ったあとで隠すこともできますが、ぼかしが不自然になったり、見落としたりすることがあります。

撮った写真の整理と送り方

写真は撮りためるほど、どの現場のものか分からなくなります。工事が終わったら、その日のうちに整理しておくと、ホームページに載せるときに困りません。

  1. 工事ごとにまとめる:スマホの写真アプリでアルバムを作り、「2026年10月 〇〇町 キッチン改修」のように、時期・地域・工事の内容が分かる名前を付けます。
  2. 使う写真を選ぶ:ぶれている写真、暗い写真、写り込みのある写真を外し、使いたい写真に印を付けます(お気に入りなど)。
  3. 工事前と工事後をペアにする:同じ位置から撮った2枚が分かるように、続けて並べておきます。
  4. メモを添える:工事の種類、工期、お客様の要望とどう応えたかを、短いメモにしておきます。施工事例の文章の材料になります。

ホームページの担当者や制作会社に送るときは、次の点に気をつけます。

  • 写真は小さくせず、撮ったときの大きさのまま送る
  • メールは添付できる大きさに上限があります(上限は使っているメールのサービスによって違います)。枚数が多いときは、共有アルバムや、ファイルを置いて共有できるサービスを使うと送りやすくなります
  • お施主様の了解をもらった写真だけを送る。了解の範囲(地域をどこまで書くかなど)も一緒に伝える

施工事例のページに何を書くか、どう並べるかは、「工務店のホームページ制作、費用の相場と選び方」の施工事例の見せ方の基本でまとめています。

もう一度、結論です。

施工写真は、片付けと掃除をしてから、明るい時間に、照明を点けて撮ります。iPhone なら「グリッド」と「水平」、Google Pixel なら「グリッドの種類」と「フレームに関するヒント」を使うと、まっすぐ撮りやすくなります。

工事前の写真は着工前に必ず撮り、工事後も同じ位置・同じ広さで撮ります。載せる前に、お施主様の了解と、表札・車のナンバー・ご家族の写真・位置情報を確認してください。

この記事の内容を任せた場合の料金

工務店・建築業のホームページ屋さんにご依頼いただいた場合の料金は、次のとおりです。

内容料金(税別)
ホームページの制作1ページ:10,000円
6ページ:30,000円
8ページ以上:50,000円(お問い合わせフォーム付き)
施工事例の写真スマホで撮った写真をお送りいただければ、明るさや大きさを整えて載せます(制作費に含む)
公開後の施工事例の追加写真とメモをお送りいただければ、こちらで載せます(月額保守に含む)
公開後の保守・更新月5,000円(サーバー・SSL(暗号化)の管理、動作の見守り・不具合への対応、文言の修正・施工事例やお知らせの追加、アクセス解析のサポート。最低契約期間12ヶ月)

たとえば6ページのホームページなら、制作費30,000円と、公開後は月5,000円です。着手金はなく、お支払いは翌月末です。

ご依頼の前に、御社の見本のホームページを無料でお作りしています。見本をご覧になってから、ご依頼いただくかどうかをお決めください。

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