更新日:2026年10月31日
先に結論です。
工務店のホームページの制作費は、頼む先と料金の形によって、数万円から100万円を超えるものまで大きく開きがあります。料金を公開している制作会社15社の料金表を見ると、制作費を一度に払う形で3万〜130万円、月額で払う形で月5,000円〜6万円ほどでした。
金額だけで比べず、「何ページか」「写真や文章は誰が用意するか」「公開後の更新は誰がして、月にいくらかかるか」をそろえて比べると、自分の会社に合う頼み先が見えてきます。
親方お一人や少人数で回している工務店・リフォーム会社では、「ホームページを作りたいが、いくらかかるのか分からない」「見積もりを取ったら会社ごとに金額がばらばらだった」ということがあると思います。
この記事では、実際に料金を公開している制作会社の料金表をもとに、工務店のホームページにかかる費用の幅と、その中身、依頼先を選ぶときに確認したいことをまとめました。
工務店のホームページ制作にかかる費用の幅
ホームページで料金を公開している制作会社15社(うち10社は工務店・建築・住宅向けをうたうサービス)の料金表を、2026年10月に確認しました。依頼先のタイプごとに分けると、次のようになります。
| 依頼先 | 制作費の目安 |
|---|---|
| 自分で作る | 制作費はかからない。作成サービスの利用料やサーバー・ドメインの実費がかかり、作業はすべて自分で行う |
| 料金を低めにした制作会社(決まった型を使うものが中心) | 3万〜10万円ほど |
| ページ数や機能に応じてプランを分けた制作会社 | 15万〜50万円ほど |
| 工務店・住宅専門で、サポートまで含めた制作会社 | 60万円以上(今回見た中では最も高いもので130万円。2年間のサポート契約が前提) |
| 月額で払う型のサービス | 制作費0円〜5,000円ほど+月5,000円〜6万円ほど(最低契約期間あり) |
※ ホームページで料金を公開している制作会社15社の料金表(2026年10月時点)をもとにした目安です。税込・税別の表示は会社によって異なるため、おおよその幅として見てください。料金を公開せず、見積もりで金額を決める会社は含まれていません。
同じ「工務店のホームページ」でも、10倍以上の開きがあります。この差は、主に次のような違いから生まれます。
- ページ数(1ページだけか、10ページ以上か)
- デザインを決まった型から選ぶか、一から作るか
- 写真撮影や文章づくりを制作会社がするか、自社で用意するか
- 施工事例を自社で追加できる仕組みがあるか
- 公開後の更新やサポートが料金に含まれるか
見積もりの金額が大きく違うときは、どれが含まれていて、どれが含まれていないかを並べてみると、理由が分かることが多いです。
料金の払い方は大きく2つ
今回確認した15社の料金は、払い方で大きく2つに分かれました。
| 払い方 | 内容と注意点 |
|---|---|
| 制作費を最初に払う | 最初にまとまった制作費を払い、公開後は保守費(月額)を払うか、自社で管理する。保守を付けた場合の月額は、今回見た中で月6,000円台〜1万5,000円ほど |
| 月額で払う | 制作費が0円か少額で、毎月の料金に制作と管理が含まれる。最低契約期間が決まっているものが多く、今回見た中では3か月・6か月・2年など |
月額で払う型は、最初の負担が軽いのが利点です。一方で、使う期間が長くなるほど支払いの合計は増えます。たとえば月1万円なら、3年で36万円です。比べるときは「最初の費用+月額×使う予定の月数」で、3年・5年の合計を出しておくと判断しやすくなります。
また、契約が終わったあとにホームページのデータを引き取れるか、別のサーバーに引っ越せるかも、契約前に確認しておきたい点です。
費用に含まれるもの・含まれないもの
制作費の中に何が入っているかは、会社によって違います。次の項目は、見積もりで必ず確認しておきましょう。
| 項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| ドメイン | ホームページのアドレス(〇〇.co.jp など)。取得の手間賃と、毎年の更新料(実費)が別かどうか。名義が自社になるか |
| サーバー | 月額や保守費に含まれるか、自社で契約して払うか |
| SSL(通信の暗号化) | 設定されているか。アドレスが「https」で始まるか |
| 文章(原稿) | 制作会社が下書きを作るか、自社で全部書くか |
| 写真撮影 | 撮影が含まれるか、別料金のオプションか。自社の写真を使う場合に、明るさなどを整えてもらえるか |
| お問い合わせフォーム | 基本の料金に入っているか、上のプランだけか |
| 施工事例の追加 | 自社で追加できる仕組みがあるか。頼む場合は1件いくらか、月額に含まれるか |
| 修正の回数 | 制作中の修正は何回まで無料か |
今回確認した料金表では、サーバー・ドメインの費用を「実費(年1〜2万円程度)」と別にしている会社もあれば、月額の保守費に含めている会社もありました。写真撮影は、オプションとして別料金にしている例がありました。制作費が安く見えても、別料金の項目を足すと金額が変わることがあります。
工務店のホームページに載せたい内容
家づくりやリフォームを考えている方は、問い合わせる前にホームページで「この会社に頼んで大丈夫か」を確かめています。次の内容があると、安心して問い合わせてもらいやすくなります。
| 内容 | 載せること |
|---|---|
| 施工事例 | これまでの工事の写真と、工事の内容 |
| できる工事 | 新築・リフォーム・外壁・水回り・内装など、請け負える工事の種類 |
| 対応エリア | 工事に伺える市町村。エリア外の場合の扱い |
| 会社の情報 | 会社名・所在地・電話番号・代表者・創業年・保有資格・建設業許可を受けている場合はその許可番号など |
| 代表者・職人の紹介 | 顔写真やひとこと。どんな人が家に来るのかが分かると安心につながる |
| 工事の流れ | 相談から見積もり、着工、引き渡し、アフターまでの流れ |
| 費用の目安 | 出せる範囲で。工事の種類ごとの目安があると相談しやすい |
| お問い合わせ | 電話番号(スマホで押すとかけられる形)と、メールやフォーム |

最初からすべてをそろえる必要はありません。まずは施工事例・会社の情報・対応エリア・お問い合わせの4つがあれば、ホームページとしての役目は果たせます。
施工事例の見せ方の基本
工務店のホームページで、いちばん見られるのが施工事例です。写真を並べるだけでなく、次のことを添えると伝わりやすくなります。
- 工事前と工事後を同じ角度で撮る:どこがどう変わったかが一目で分かります。着工前の写真は、あとから撮り直せないので忘れずに残しておきます。
- 1件ごとに基本の情報を書く:地域(市町村まで)、工事の種類、工期の目安、費用の目安(出せる範囲で)、お客様の要望と、どう応えたか。
- 工事の種類で分ける:新築・キッチン・浴室・外壁などに分けておくと、見る人が自分に近い事例を探せます。
- 新しい事例を足していく:最後の更新が何年も前のままだと、今も営業しているのか不安に思われることがあります。
写真はスマホで撮ったもので十分使えます。明るい時間に、水平を意識して、部屋全体が入るように撮るのがコツです。
載せる前には、お施主様に掲載の了解をいただいておきましょう。表札・車のナンバー・ご家族の写真や私物など、個人が分かるものが写り込んでいないかも確認します。
依頼先を選ぶときの確認点
見積もりを取るときは、次の点を各社に同じように聞いて比べると、違いが分かりやすくなります。
- 総額はいくらか(制作費、月額、オプション、ドメイン・サーバーの実費を含めて)
- 何ページ作るか。ページを足すといくらか
- 文章と写真は、誰がどこまで用意するか
- 施工事例を追加するときは、自社でするのか、頼むのか。頼むならいくらか
- スマホで見やすい作りになっているか
- 公開までにどれくらいかかるか
- 最低契約期間と、途中でやめるときの条件
- やめたあと、ドメインやホームページのデータはどうなるか
- その会社が作った見本や制作例を見せてもらえるか
安いか高いかよりも、「自社が用意できること」と「任せたいこと」に合っているかが大切です。現場が忙しく、文章を書いたり写真を整えたりする時間が取れないなら、そこまで任せられる依頼先が向いています。パソコン作業が苦にならず、施工事例を自分で足していきたいなら、自社で更新できる仕組みのあるところが向いています。
公開後にかかるお金
ホームページは、公開したあとも毎年・毎月かかる費用があります。
| 費用 | 中身 |
|---|---|
| ドメインの更新料 | 毎年かかる。種類によって金額が違う |
| サーバー代 | ホームページを置いておく場所の料金。保守費や月額に含まれる場合もある |
| 保守費 | サーバーの管理、不具合への対応、文言の修正など。今回見た料金表では月6,000円台〜1万5,000円ほど |
| 更新を頼む費用 | 施工事例やお知らせの追加を頼む場合。保守費に含まれるか、1回ごとにかかるかは会社による |
※ 保守費の幅は、ホームページで料金を公開している制作会社15社の料金表(2026年10月時点)のうち、保守の料金を載せていた会社のものです。
月額の安さだけでなく、その中に何が含まれているかで比べましょう。月額が安くても、更新を頼むたびに費用がかかれば、合計では高くなることがあります。
もう一度、結論です。
工務店のホームページの制作費は、料金を公開している制作会社15社の料金表で見ると、制作費を一度に払う形で3万〜130万円、月額で払う形で月5,000円〜6万円ほどと幅があります。
比べるときは、ページ数、文章と写真を誰が用意するか、施工事例の追加の仕方、公開後の月額とその中身、やめるときの条件をそろえて見てください。3年・5年でかかる合計を出しておくと、払い方の違う依頼先どうしでも比べやすくなります。
この記事の内容を任せた場合の料金
工務店・建築業のホームページ屋さんにご依頼いただいた場合の料金は、次のとおりです。
| 内容 | 料金(税別) |
|---|---|
| ホームページの制作 | 1ページ:10,000円 6ページ:30,000円 8ページ以上:50,000円(お問い合わせフォーム付き) |
| 文章(原稿) | 今のホームページや公開されている情報をもとに、下書きをこちらで作ります(制作費に含む) |
| 施工事例の写真 | スマホで撮った写真をお送りいただければ、明るさや大きさを整えて載せます(制作費に含む) |
| 独自ドメイン | ドメイン接続設定(初回のみ):5,000円 ドメイン新規取得の代行(新規取得時のみ):3,000円 ドメインの年額費用:実費(お客様名義でご契約・年1,700〜4,000円程度) |
| Googleマップの情報の整備 | 10,000円(Googleビジネスプロフィールの初期設定) |
| 採用ページの追加 | 10,000円 |
| 公開後の保守・更新 | 月5,000円(サーバー・SSLの管理、文言の修正、施工事例やお知らせの追加込み。最低契約期間12ヶ月) |
たとえば6ページのホームページなら、制作費30,000円と、公開後は月5,000円です。着手金はなく、お支払いは翌月末です。
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